2016/10/27更新
旦那の浮気で離婚する?しない?後悔しない9つの知識
「男は浮気する生き物」などと言っている人もいるようですが、実際、旦那の浮気に悩まされている女性は信じられないくらいたくさんいます。旦那に浮気をされて平常心を保てるという人はいないでしょう。きっと失望、悲しみ、怒り、嫉妬などさまざまな感情が渦巻いていると思います。
もしかすると、あなたも今まさにそんな辛い状態にあるのかもしれません。しかし、酷いことを言うようですが、どんなに悩んだとしてもあなたの旦那が浮気をしたという事実を曲げることはできないのです。
あなたにとって今、最も大切なことは、これからどうするかを真剣に、そして早急に考えることなのではないでしょうか。旦那に浮気をされた女性なら、一度は「離婚」について考えると思います。しかし、離婚にはメリットだけでなくデメリットもありますから、それをしっかりと把握し、決断をしなくてはいけません。
そこで今回は、旦那に浮気をされたときの離婚について深く考えていきたいと思います。離婚するまでにやっておきたいことや、絶対にやってはいけない注意点、また慰謝料請求などについてもまとめていますので、行動を起こす前に一度読んでみていただきたいと思います。
すでに離婚を決意した人も、まだどうしようか迷っている人も、きっと役立てていただける内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 旦那の浮気で離婚する夫婦は多い?少ない?
- 2 旦那と離婚するメリット・デメリット
- 3
離婚を決意した後にやってはいけないこと
- 3.1 問い詰める
- 3.2 怒りをぶつける
- 3.3 自分も浮気をする
- 3.4 自分で安易な浮気調査をする
- 4
旦那と実際に離婚をするまでの流れ
- 4.1 覚悟を決める
- 4.2 慰謝料請求を検討する
- 4.3 浮気の証拠を押さえる
- 4.4 弁護士に相談する
- 4.5 公正証書の作成
- 4.6 離婚裁判を起こす
- 5
離婚するまでにどれくらい期間がかかる?
- 5.1 話し合いにかかる期間は?
- 5.2 離婚調停にかかる期間は?
- 5.3 離婚裁判にかかる期間は?
- 6
浮気相手に慰謝料請求をする方法
- 6.1 直接会って話しをする
- 6.2 内容証明郵便を送る
- 6.3 調停の申し立てをする
- 7 慰謝料以外に考えておきたいこと
- 8
離婚をしなくてもやっておきたい事
- 8.1 浮気の証拠を押さえておく
- 8.2 浮気をしない旨の念書を書かせる
- 8.3 浮気相手への慰謝料請求を検討する
- 9
離婚の相談は誰にするべき?
- 9.1 離婚したことのある友人
- 9.2 両親や兄弟姉妹
- 9.3 離婚相談のプロ
- 10
離婚の証拠に強い探偵事務所
- 10.1 成功報酬のHAL探偵社
- 10.2 調査力の原一探偵事務所
- 10.3 比較の街角探偵相談所
旦那の浮気で離婚する夫婦は多い?少ない?
自分と人は違う…そんなことはわかっていると思いますが、旦那に浮気をされて離婚を考えている人は、実際に浮気が原因で離婚している夫婦がこの世にどれくらいいるのか、気になるところではないでしょうか。
実は、妻が浮気した場合の離婚率が7割程度なのに対し、旦那が浮気した場合の離婚率は4割程度だというデータが出ているようです。この数字を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、一見、妻の方が浮気・不倫に対して寛容とも取れますよね。
しかし、恐らくこれは寛容なのではなく我慢をしているだけなのだと思います。恋人と破局するのとはわけが違います。夫婦が別れるとなると2人だけの問題ではなくなりますから、冷静に考えた結果、深く傷つけられたとしても離婚に踏み切らないだけなのでしょう。
ちなみに、結婚3年以内で子供がいない夫婦の場合は、浮気や不倫による離婚率は高くなるとも言われているようです。
旦那と離婚するメリット・デメリット
離婚をする際に冷静に考えてほしいメリットとデメリットについて、見ていきたいと思います。あとで後悔しなためにも、しっかりと確認してください。
メリット
離婚をする最大のメリットは精神的な負担が軽減される点ではないでしょうか。もちろん、離婚したからといって、すぐに辛い経験を忘れるということはできないでしょうし、ふとしたときに思い出すこともあると思います。しかし、相手と離れることで気持ちの切り替えがしやすくなるので、ストレスの度合いを考えると随分軽減されるはずです。
子供のため、世間体のために夫婦関係の継続を選んだとしても、しばらくの間は浮気をしていた旦那のために食事を作ったり洗濯をしたりすること自体、かなりのストレスになるはずです。また、浮気発覚から何年が経過しても、旦那とセックスすることに拒絶反応が出るようなケースもあるのではないでしょうか。
しかし、離婚を選べばそんな状態に陥ることもありません。自分らしい生き方についても考えることができますし、場合によっては別の男性と再婚して新しい家庭を築くこともできるはずです。
特に浮気を繰り返す旦那や、浮気だけでなく浪費やDVといった問題をもつ旦那であれば、なんとか関係修復をしたとしてもまた繰り返しトラブルが起きる可能性が大きいので、離婚のメリットは大きいのではないでしょうか。
デメリット
離婚をするデメリットには、以下のようなものがあります。
- 専業主婦の場合、経済的に貧窮する可能性がある
- 仕事をしていても経済的に苦しくなる可能性がある
- 新たな生活基盤を作るまでにある程度お金がかかる
- 離婚の調停・裁判で精神的に負担がかかる
- 子供を精神的に傷つけてしまう
- 親権を取られて子供と離れる可能性がある
- 子育てを一人でしなくてはならない
- 職場によっては離婚が出世にマイナスになる
- 親や兄弟姉妹に心配をかける
- 戸籍の変更などに手間がかかる
- 身分証やカードなどの変更が面倒
これを見るとデメリットがかなり多いと感じるかもしれませんね。しかし、それは仕方のないことだと思います。結婚は契約行為であり法律的にも守られているものです。交際しているだけの関係とは違うということを、あなたもよくわかっているのではないでしょうか。一度、結んだ契約を白紙に戻すということですから、それ相応の影響があるのは当然のことなのです。
多くの人が心配しているのが経済的な面でしょう。ある程度の収入がある女性であれば、それほどお金について心配することはないのかもしれませんが、結婚をきっかけに家庭に入った女性や、アルバイトやパートの場合、生活が苦しくなる可能性が大きいのは当然です。また、新しく生活をする場所を探し、必要な家財などを用意するというのも、まとまった額のお金が必要になるでしょう。
しかし、やはりよく考えておきたいのがお子さんへの影響です。精神的に大きな負担となるのは当然で、苗字が変わるといったことも子供ながらに辛いことだと思います。離婚をきっかけに不登校になってしまうケースもあるようですから、2人だけのことと考えてはいけません。
よく「結婚するより離婚する方が面倒」というようなことを聞きますが、それは仕方のないことなのかもしれませんね。ご紹介したようなデメリットを踏まえても、やはり離婚をすると決断したのであればなにも言いませんが、感情的になって離婚をしてしまうことだけは絶対に避けておきましょう。
離婚を決意した後にやってはいけないこと
もし、あなたが旦那の浮気によって離婚を決意したとします。いくら別れると決めても、以下のようなことは絶対にしてはいけません。場合によってはあなたの立場が悪くなってしまうこともあるのです。
問い詰める
旦那が浮気をしていることがわかった時点ですぐに問い詰める女性がいます。中には、まだはっきりと浮気しているかわからない状態なのに問い詰めるような人もいますが、それはあまりおすすめしません。問い詰めたとしても、はっきりと浮気を証明する物的証拠がなければ、旦那は言い訳をしたり誤魔化したりするでしょう。
そして多くの男性は浮気相手との関係を続けるはずです。確かにバレるような浮気をしてしまったことは反省するかもしれませんが、浮気そのものを反省することはないでしょう。言い逃れできたのであれば楽しい浮気をやめる必要はありません。きっと、これからはバレないように浮気をするようになるはずです。
とにかくあなたが旦那の浮気を疑っていることは、できるだけ旦那に隠しておきましょう。何かしら浮気の証拠を手に入れている場合も同じです。あなたがどうしたいかによって、どう行動するのがベストかも変わってきますから、相手に手の内を見せることは禁物です。旦那に「私はあなたが浮気していることを知っています」と伝えるのは、法的に通用する証拠を入手し、あなたの体勢が整うときまで待知ましょう。
怒りをぶつける
これも絶対にやめておきましょう。怒りをぶつけたとしても、浮気の決定的な証拠がなければ問い詰めたときと同様に言い逃れされてしまうだけ。さらに、あなたが怒りをぶつけたことで、旦那も逆ギレする可能性大なのです。
逆ギレした人ほど怖いものはなく、今後一切話し合いに応じなくなってしまう可能性もあるでしょう。また「お前のこういうところが嫌だったんだ!」「お前がそんな性格だから浮気したんだ!」と、あたかもあなたに離婚原因があるように振る舞い、向こうが離婚を切り出してくるかもしれません。
人間は、怒ると冷静さを失ってしまい、正しい判断ができなくなるので注意が必要です。誤った決断をしてあなたが損をしてしまう可能性も大きいので、とにかくあなたが落ち着いて対処しなくてはいけません。繰り返しになりますが、あなたが旦那の浮気を知っていることは、証拠を得るまで隠し通すべきなのです。
自分も浮気をする
中には旦那の浮気の復讐に、自分も浮気するという人もいますが、それも絶対にNGです。自分も浮気するというのは、暴力に暴力で対抗するようなもので、あなたまで悪者になってしまいます。特にあなたがまだ旦那の浮気の明確な証拠を掴んでいない状態であれば、あなたが浮気したことで旦那から慰謝料請求をされる可能性もあるでしょう。
浮気をされて冷静さを欠いていると、良くない考えをしてしまったり、自暴自棄に陥ったりするかもしれませんが、道徳的に考えても浮気されたから浮気するというのはいかがなものでしょう。
自分で安易な浮気調査をする
これもよくあることなのですが、旦那の浮気を決定づける証拠を自分で集めようとする人がいます。しかし、浮気調査というのはプロである探偵が何十万円というお金をもらって行うものですから、考えただけでも素人が簡単にできるものではないのです。
多いのが、自分で浮気調査をしていることが旦那にバレてしまうケース。そうなれば旦那な警戒心を強めますし、逆ギレすることもあるでしょう。自分で浮気調査をしてみたけれど、結局、浮気の証拠を掴むことができなかった、というケースも多くあります。
もちろん、頑張れば浮気相手とのメールを見つけることくらいできるかもしれませんが、はっきり言ってメールや通話履歴だけでは法的に浮気を証明することはできないのです。
離婚裁判に使える証拠というのは「セックスの最中の写真」「ラブホテルに出入りする写真」「浮気相手の自宅に出入りする旦那の写真」の3つだけで、これがなければ基本的に離婚を請求することもできません。
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旦那と実際に離婚をするまでの流れ
ここからは、旦那と離婚するまでの流れについて具体的に見ていきたいと思います。離婚するのはそう簡単ではありませんが、あなたの人生に関わる非常に重要なことですから、ひとつひとつしっかり確認してみてください。
覚悟を決める
まずは旦那と離婚すると覚悟を決める必要があります。最初にご紹介した離婚するメリットとデメリットについて考えたうえで、冷静に判断しなくてはなりません。しかし、離婚を決めるということは容易いことではないでしょう。
もちろん、どう考えても離婚するメリットが圧倒的に大きいというような場合は、迷わずに済むかもしれませんが、子供の問題などもあるため、ほとんどの場合はそう簡単には決断できないと思います。これは時間をかけてもいいので、自分が納得できる決断を出すことが大切です。そして決断したら、覚悟を決めて離婚するために心の準備と手続きの準備を始めましょう。
慰謝料請求を検討する
あなたは浮気をされたのですから、慰謝料を請求することができます。旦那に対してだけでなく、浮気相手にも慰謝料請求ができますから、請求するかどうかをよく検討ましょう。もちろん、お金であなたの心の傷が癒えるわけではないと思いますが、慰謝料があれば離婚後、生活基盤が整うまでの間も、経済的な心配をしなくて済みますから、しっかり請求してもいいのではないでしょうか。
ただし、基本的に慰謝料請求の際も先ほどご紹介した「セックスの最中の写真」「ラブホテルに出入りする写真」「浮気相手の自宅に出入りする旦那の写真」のいずれかの証拠が必要になるため、証拠を押さえていないのであれば証拠集めをしておきましょう。
浮気の証拠を押さえる
繰り返しますが、法的に浮気の証拠として認められているのは以下の3つだけです。
- 旦那と浮気相手がセックスをしている最中の写真
- ラブホテルに2人で出入りする写真
- 浮気相手の自宅に出入りする旦那の写真
セックス中の写真はかなり難易度が高そうですが、他の2つはどうでしょう。ラブホテルに出入りする写真の場合、「2人で」という条件も必須ですが、さらに数回分の写真を押さえる必要があります。同じく浮気相手の自宅に出入りする写真についても複数回分の写真が必要になってきます。
こういった法的に通用する証拠を得たいのであれば、プロの探偵に依頼することをおすすめします。素人ではなかなか得ることのできない証拠を短期間で集めてくれると思うので、相談してみてはいかがでしょうか。
最近では無料で相談できる探偵社や無料で見積りを出してくれる探偵社もありますから、費用や調査方法などを含め相談してみてもいいですね。
弁護士に相談する
例えば、探偵に浮気調査を依頼して旦那の浮気の証拠を集めてもらったら、今度は弁護士に相談しましょう。ただし、弁護士にも得意不得意がありますので、離婚に関する問題や男女の問題に強い弁護士に相談するようにしてください。今の時代、優良探偵社であれば提携している弁護士事務所があり、必要に応じて紹介してくれますから、自分で探す手間が省けることでしょう。
公正証書の作成
離婚届の提出前に必ずやっておきたいのが公正証書の作成です。公正証書とは、中立公平な立場にある公証人によって作成される、高い証明力のある公文書のことです。離婚の際に慰謝料を支払うことに合意したにも関わらず、離婚後に支払わないと言い出すようなケースは少なくありません。
そんなときも、公正証書があれば記載された期日までに慰謝料の支払いがなければ裁判所による強制執行ができるため、慰謝料を支払ってもらえるでしょう。
どうしても口頭での約束や公文書以外の書面では、約束が守られない可能性も大きくなりますが、公正証書であればいつまでにいくらを支払うのか、一括支払いなのか分割支払いなのかなども明確に決めておくことができるのです。
離婚裁判を起こす
もちろん、あなたが提示した浮気の証拠を見て、旦那がすんなり離婚や慰謝料の支払いに応じてくれれば何も問題はありませんが、多くの場合は「離婚したくない」と言い出すようです。「勝手に浮気しておいて今さら…」と思いますが、実際、浮気をしていた側が離婚を拒否するケースは非常に多いと言われています。
話し合いで離婚することを「協議離婚」といいますが、この協議離婚ができなかった場合は以下の方法で離婚をすることになります。
調停離婚
家庭裁判所に離婚調停を申し込み、調停委員が夫婦の間に入って話し合いをまとめ、離婚を成立させます。
審判離婚
離婚調停中の夫婦が調停でも話がまとまらなかった場合、家庭裁判所が調停委員の意見を聞いたうえで、裁判官が審判をくだして離婚を成立させる、調停離婚のひとつの方法です。
裁判離婚
調停離婚が成立しなかった場合に、夫婦の一方が家庭裁判所に離婚を訴え、裁判所の判決によって離婚を成立させます。
浮気をしていた旦那が頑なに離婚を拒む場合、最終的に離婚の裁判を起こして裁判離婚することになります。
離婚するまでにどれくらい期間がかかる?
離婚する場合、ある程度の時間がかかることを認識しておく必要があります。離婚を考えている人は、「一体どれくらいの期間がかかるの?」と不安になることもあるでしょう。そこで、離婚する際にかかる期間について調べてみました。
話し合いにかかる期間は?
話し合いにかかる期間は人それぞれで、これといった相場のようなものはありません。揉めることがなければその日のうちに離婚することも可能でしょう。しかしながら、離婚の場合は財産分与や親権など、非常に多くのことを話し合わなくてはいけませんから、そこまで短期間で終了するとは考えにくく、場合によっては数ヶ月を要することもあるでしょう。
離婚調停にかかる期間は?
2人の間でなかなか話がまとまらず離婚調停を申し立てる場合は、それ相応に時間がかかることを覚悟しましょう。離婚調停を申し立ててから、1ヶ月~1ヶ月半ほど経過したタイミングで1回目が行われ、それ以降も同じペースで調停が開かれます。
調停は、調停委員2名が別々に夫婦の話を聞いたうえで、それを元にもう一方の配偶者と話し合うのが通常のパターンで、離婚成立までには4ヶ月~半年ほどかかります。しかし、短い場合は1ヶ月程度で決着することもありますし、長いと1年以上かかることもあるので、これは双方の出方に大きく左右されると考えておきましょう。
調停が長引いてしまう原因のひとつに、夫婦のどちらか一方の出頭拒否があげられます。調停では双方の話を聞くよう義務づけられているため、片方が出頭しなければ調停不成立になってしまうのです。出頭しない場合は出頭勧告や担当者が訪問して出張を促し、場合によっては5万円以下の罰金が科せられることもありますが、これ以外に強制することはできないため、そのままだと調停の取り下げや調停不成立となってしまいます。
離婚裁判にかかる期間は?
離婚調停でも決着がつかない場合には、離婚裁判(裁判訴訟)を起こすことになります。調停をスキップして離婚裁判を起こすことはできず、必ず離婚調停を終えてから、離婚裁判が行われます。
協議離婚や離婚調停では法律で定められている離婚原因は要りませんが、離婚裁判となると、離婚の原因が必要になってきます。浮気の場合は不貞行為の証明が必要ということですね。
裁判は訴えを出してから1ヶ月~1ヶ月半ほどで1回目が行われます。1回目は双方が意見を言い合う口頭弁論が行われ、それからは1ヶ月に1回のペースで裁判が行われます。裁判が終了するまで1~2年程度かかることが多いので、離婚裁判となるとかなりの期間が必要だと思っておきましょう。もちろん、控訴や上告して最高裁まで行った場合は、もっと時間がかかります。
このように、離婚裁判となるとかなりの期間とそれに伴う費用がかかるため、途中で和解するケースもたくさんあります。
浮気相手に慰謝料請求をする方法
浮気した旦那にも腹が立ちますが、旦那の浮気相手に対して許せないと思うのは当然でしょう。浮気相手であっても同罪ですから、慰謝料請求をすることができます。旦那と離婚する場合だけでなく、離婚しない場合も浮気相手に対して慰謝料請求ができますから、必要があれば以下の方法を参考にしてみてください。
直接会って話しをする
旦那の浮気相手と直接顔を合わせて話し合いができそうであれば、会って話をしてもいいでしょう。実際、裁判となるとお金もかかりますし、時間もかかってしまいます。あなた自身の負担を考えると、直接会って解決できることがベストなのかもしれません。
あなたは浮気をされた被害者なのですから、弱気でいてはいけません。顔を合わせて慰謝料を払ってほしいと、浮気相手にはっきり伝えてください。
直接会う場合は示談書を作成するようにして、署名と捺印をしてもらいます。この示談書が慰謝料の支払いに応じたことを証明しますので、例え相手が深く反省しているように見えても、また慰謝料をすんなり払ってくれそうな態度を見せたとしても、必ず示談書は作成しましょう。
内容証明郵便を送る
旦那の浮気相手ですから「顔なんて見たくもない」という場合もあるでしょう。また、浮気相手が会いたくないと言う可能性もありますよね。そんなときは内容証明郵便を送って慰謝料を請求します。
正直、内容証明郵便を浮気相手に送ったからといって、相手がそれに素直に応じてくれるとは限りませんが、ある程度プレッシャーをかけることはできるでしょう。特に不倫が良くないと罪悪感を持ちつつも関係を続けていたような女性であれば、心理的な効果は大きいはずです。
「奥さんは本気なんだ」「このままでは裁判を起こされてしまう」と感じるはずですから、これまでいくら連絡しても無視されていた浮気相手が連絡してきたり、慰謝料請求に応じたり、というようなことが期待できるのではないでしょうか。
ただし、内容証明郵便は浮気相手にとっての証拠にもなりますので、偽りや脅迫めいたことを書くことは絶対にやめておきましょう。恐らく、素人が内容証明郵便の文面を作成するのは難しいと思いますので、弁護士など法律のプロに依頼して作成してもらうことをおすすめします。
調停の申し立てをする
内容証明郵便を郵送しても全く反応がない、また不倫をやめないといった、強気な浮気相手の場合は調停を申し立てることになります。調停が終わると調停調書に話し合いでまとまった内容が記録されます。
この調停調書は、なんと裁判における判決と同じレベルの証明力を持っていますので、その内容に反することを浮気相手が行えば、強制執行もできるのです。
慰謝料以外に考えておきたいこと
離婚の際の慰謝料も大切なことですが、それ以外にも考えておかなくてはいけないことがいくつかあります。
財産分与
男女が離婚する際、結婚後に夫婦で得た全財産を折半することができます。例えば女性が専業主婦であっても、夫の収入からの貯蓄分も名義に関係なく半分もらえるのです。ですから、離婚を考えるのであれば、家庭や夫側にどれくらいの財産があるか調べておくことをおすすめします。
財産分与の対象
- 現金(貯金)
- 年金
- 不動産
- 退職金
- 家具や家電
- 車
- 有価証券
- 保険解約の返戻金
ただし、夫婦が共に生活を営むために借りた借金など、マイナスの財産も財産分与に関わってくるので、その点は注意が必要です。また、独身時代の定期預金などは財産分与の対象にはなりません。
親権
離婚において子供の有無は非常に大きな問題です。子供がいる夫婦の場合、親権をどちらが取るかも考えなくてはいけません。親権とは未成年の子供を養育し、その財産を管理したり法律行為を行う権利や義務のこと。よく、テレビなどでは経済的な問題で元夫に親権を奪われるというような内容を見かけますが、実際には母親側が親権を取ることが多いと言われています。
離婚をしなくてもやっておきたい事
離婚のデメリットを見た人の中には「やっぱり離婚しない方がいいのかも…」「今回は許そうかな…」と思った人もいるかもしれません。そんなときでも、必ず以下のことは実行しましょう。
浮気の証拠を押さえておく
浮気の証拠を押さえて旦那に提示することで、旦那を反省させもう浮気させないようにすることもできますが、もうひとつの使い道としては、今は使わずいざというときに活用するという方法です。
浮気の有効期限は、あなたが浮気を認識し、旦那の浮気相手が誰なのか知ってから3年間と言われています。ですから、今は浮気を許して夫婦関係を継続するとしても、今後、なにがあるかわかりませんから、浮気の証拠だけはしっかり押さえておくのです。法的に有効な浮気の証拠は探偵に依頼すれば集めてくれますから、ぜひ相談してみましょう。
キレイごと抜きに言うと、旦那の弱みを握っておいて損をすることはありません。あなたはすでに旦那の浮気に傷つけられているのですから、それくらいのことをして当然なのではないでしょうか。手に入れた浮気の証拠は、絶対に見つからないように大切に保管しておきましょう。
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浮気をしない旨の念書を書かせる
浮気をした旦那にもう二度と浮気をさせないために念書(誓約書)を書かせましょう。念書とは相手に誓いを立たせ、約束を守らせるために書かせる文書です。念書に法律的な強制力はありませんが、心理的効果は大きいはずです。
「慰謝料としていつまでにいくら支払う」「浮気相手とは今後一切、連絡をとらない」など、今後のルールをしっかりと書面に残しておくのです。口約束をするのと実際に書面に残すのとでは、旦那側のプレッシャーも変わってきますから、必ず念書として残すようにしてください。
浮気相手への慰謝料請求を検討する
離婚するしないに関わらず、旦那の浮気相手があなたを心理的に傷つけたことに変わりはありませんから、慰謝料請求をするかどうか考えましょう。慰謝料請求の方法は、離婚するしないに関わらず、基本的に同じ流れとなります。
ただ、もし旦那の浮気相手も既婚者というダブル不倫の場合は状況が変わってきます。あなたが旦那の浮気相手に慰謝料請求するのと同じように、浮気相手の夫からあなたの旦那が慰謝料請求される可能性が大きいでしょう。
もし離婚するのであれば、あなたと旦那は財産も別になりますから、旦那が浮気相手の夫に慰謝料請求されたところであなたに損害はありません。しかし夫婦関係を継続する場合、お互いに慰謝料請求をすることは、結局のところどちらの夫婦にとってもプラスにもマイナスにもならないということになるのです。こういった場合は話し合いのうえで慰謝料請求をしないケースもあるでしょう。
離婚の相談は誰にするべき?
旦那に浮気をされて離婚しようと思ったとき、自分一人では決断し切れない場合もあるでしょう。それに、そんな重大なことを自分だけで抱え込むというのは、そんなに楽ではありません。また、一人で悩んでいるとものの見かたが狭くなってしまうので、誰かに相談して意見をもらうということも大切です。
ただ、離婚の話は非常にデリケートな話ですから、いろいろな人に相談するとあとあと面倒なことが起きてしまうこともありますから、信頼できて口の堅い人を選んで相談するようにしてください。
離婚したことのある友人
過去に離婚した経験がある友人なら、離婚して良かったことや大変だったこと、やっておいた方がいいこと、またどんな手続きが必要なのかなども教えてくれると思います。実際に経験した人でなければ話すことができない話もあるでしょう。
離婚率が上がってきたとはいえ、まだまだ離婚に対する世間の目は冷たいところもありますが、そんな中でもきっとあなたの味方になってくれるはずです。
両親や兄弟姉妹
両親や兄弟姉妹との関係性にもよりますし、身内には離婚相談がしにくいと思う人もいるでしょう。しかし、もし離婚をしたら最終的に両親や兄弟姉妹にはその事実を伝えることになるのですから、離婚する前に相談するのもアリでしょう。
両親や兄弟姉妹は、誰よりもあなたの幸せを願っていますから、あなたのことを一番に考えた意見を言ってくれるはずです。
離婚相談のプロ
離婚したことのある友人が周りにいないし、両親や兄弟姉妹にも相談しづらいという場合は、ぜひ離婚相談のプロを頼ってみましょう。専門家であれば、状況を客観的に見たうえで適切なアドバイスをしてくれるはずですし、実際に離婚をするという場合もさまざまな面で力になってくれるでしょう。
夫婦カウンセラーや浮気問題に強い弁護士に相談してもいいですし、地域ごとに夫婦の離婚問題に対応してくれる窓口などがあるケースもあるでしょう。ただ、そういった機関は相談に応じてくれますが、離婚に向けて浮気の証拠を得たいとなると、探偵に依頼するしかありません。
探偵社の中にも浮気調査に強く、浮気の証拠集めから離婚についてのカウンセリング、弁護士事務所の紹介など、トータルでサポートしてくれる業者がありますので、そういったところを頼るというのも良いでしょう。
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離婚の証拠に強い探偵事務所
以下に浮気調査に強い探偵事務所を3社ご紹介します。どの探偵事務所も法律的に有効な浮気の証拠集めに長けています。全国にはたくさんの探偵事務所がありますが、正直、その中で自信を持ってご紹介できる探偵社はそれほど多くありません。中にはお金儲け目的の悪徳探偵社や実績を偽った調査力のない探偵社もたくさんありますから、そういった業者につかまらないことが重要です。
ご紹介する3社は、全国500社近い探偵事務所を紹介している弊社が自信を持ってご紹介できる優良探偵事務所です。
相談無料、見積り無料とサービスも良心的ですし、もちろん無理に調査を勧めてくるようなこともありません。依頼すると決めてから相談するものだと思っている人も多いようですが、実際そう簡単に決心できるものではないでしょう。
ですから、調査依頼するかどうかは、無料相談や無料見積り依頼をしたあとに判断することをおすすめします。各社特色が異なりますが、電話相談をしてみれば、雰囲気などもわかってくるとおもいます。あなたが一歩前進するためにも、こういった探偵事務所を活用してみてはいかがでしょうか。
成功報酬のHAL探偵社
HAL探偵社はメディアで紹介されることも多く、知名度が高い人気の探偵事務所です。おすすめのポイントは成功報酬&完全後払い制の料金体系。浮気調査前に料金を支払わなくていいというのは、依頼者にとって大きなメリットだと思います。HAL探偵社の公式サイトには、匿名で利用できる無料の浮気診断シミュレーターが用意されているので、あなたもぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
調査力の原一探偵事務所
調査力に定評があるのは原一探偵事務所です。驚くのはその実績。調査実績42年、解決実績8万件以上という、業界トップクラスの実績を誇ります。これだけの実績がありますから、調査力が高いというのも納得ですね。ネットの口コミでも高く評価されていますし、浮気調査後の調査報告書の質も評判です。提携弁護士の紹介などサポート体制も万全ですから、浮気調査を考えたら、ぜひ一度相談してみてくださいね。
比較の街角探偵相談所
個別相談するなら上記2社をおすすめしますが、もう少し比較したいのであれば、併せて街角探偵相談所を利用してみてください。月間利用者数2000人突破という人気急増中の街角探偵相談所は、探偵を紹介してくれるコンシェルジュサービスです。アドバイザーとのやり取りだけで複数社の見積りが取れますし、街角探偵相談所を通せば定価の20~40%の料金で見積りを出してくれるので、費用が気になる人にもおすすめです。