今話題のソフレやキスフレ。それって浮気じゃないの?

新しい友達の形「ソフレ」と「キスフレ」

ソフレ（添い寝フレンド）やキスフレという言葉を聞いたことはありますか?
多くの言葉が流行する世の中なので、ピンと来ない方も多いかもしれません。一昔前ではセックスだけする相手のことをセフレと呼んでいましたが、最近ではソフレとキスフレが注目を集めています。

ソフレとは男女どちらかが眠る時に添い寝をしてもらうことを言います。実際に添い寝をするだけであり、行為自体は行わず、お互いに恋愛感情も持っていない関係の場合のことを言います。

男女が同じ布団やベッドに入って添い寝だけをする関係性に思わず首をかしげてしまう方も多いと思います。実際に街の声でも「男女が一つのベッドで寝て何も起きないのはありえない」とその関係性を否定する声も多く存在しています。ですが一緒に添い寝をすることで安心感や寂しさを和らげてくれるソフレというのが今注目を集めています。

同じくキスフレというのはその名の通りキスだけの関係です。関係性はあくまでも友達関係の延長上であり、キス以上のことは行わない関係の事を言います。
キスというのは欧米に比べ日本では恋愛感情における特別なものとして扱われてきました。
ですが近年その特別なものという概念が低下してきており、あいさつ代わりにキスをしたり、キスをするだけで心が満たされる人が増加しているのです。
そういった事からキスフレというのも増加しています。

ソフレとキスフレの増加の理由は?

ソフレとキスフレの説明だけ聞いても何をいっているのかわからないと思う方も多いかもしれません。この背景には草食系男子の増加も関係しているのかもしれません。近年では昔の男性のイメージとは異なる草食系男子が多くなっているというのは有名な話ですが、そういった男性だけでなく、女性の間でもキスだけでいいという人も多くなっているそうです。

女性がそう思う理由としては、妊娠や性病などのリスクを回避でき、キスだけで手軽に欲求を満たすことができるためだそうです。
何はともあれ、昔では考えられない不思議な関係性が成り立ち、それが言葉としても登場している不思議な世の中になっています。

ソフレやキスフレは浮気にならないの?

ではソフレやキスフレは浮気になるのでしょうか?
実はソフレやキスフレを浮気と認めるか否かというのは実際の所、弁護士などの専門家であっても意見が分かれるところだとされています。

ソフレの場合は不倫ではないとなる場合が多いかもしれませんが、キスフレの場合はそれを不倫の不貞行為ととるか否かはその専門家の判断になります。

不貞行為というのは性交渉と性的類似行為のことを言います。
なのでキスがその性的類似行為にあてはまるのかどうかというのが難しい判断です。

参考：不貞行為の時効は3年、夫や浮気相手への慰謝料請求について

ですが行為自体が不貞行為と認められなくても離婚をすることは可能になる場合があります。
その理由は離婚が認めめられる理由の一つとして、婚姻を継続し難い重大な事由があるときに当てはまる場合がある為です。

もしパートナーにソフレやキスフレがいたら?

もし自分のパートナーに自分以外にソフレやキスフレがいたらどうしますか?
多くの人は耐えることができないのではないでしょうか。

恋愛感情はないし、あくまでも行為だけをおこなっているのだから問題なんてないじゃないかと当事者たちは思うかもしれませんが、相手からすれば嫌悪感を抱く人も多いと思います。

恋愛感情がないといってもお互いに二人きりの空間では何が起こるかわかりません。
ソフレやキスフレ以上の関係性にいつでもなり得るのです。
またこういった言葉があることにより、不倫や浮気をしていてもソフレやキスフレといった関係性を主張してくる人もいるかもしれません。