2016/08/18更新
妻が風俗店でアルバイト!不貞行為として慰謝料請求は可能か?
景気が不安定の世の中。風俗で働く女性が急増中
日本経済の景気は良くなる良くなるとは言われつつも消費税増税などで家計は厳しくなる一方で、先行きに不安を覚えている人は少なくないのではないでしょうか?そんなこともあってか、近年婚姻女性の中で風俗でアルバイトをする人が増加しています。その理由は様々で、家計を助けたい、生活費が必要だからとやむを得ず働いている人もいれば、夫の給料が少ないから自分に使えるお金がないなど自分の為にお金を稼ぐ人、もしくは性行為自体が好きでセックス依存症だから働いているという人もいます。
このように風俗でアルバイトをする理由も様々である為、風俗店でのアルバイト自体が不貞行為かといわれるとすべてがそうとは言えません。ではどのような場合が不貞行為とみなされるのでしょうか?
不貞行為の定義とは?
そもそも不貞行為の定義と言うのは何でしょうか?離婚や慰謝料を請求する際、相手の不貞行為が立証されれば離婚や慰謝料請求が可能であるといわれています。不貞行為というのは婚姻関係を持つものが、パートナ―以外の相手と性行為又は性的行為を持った時のことを言います。離婚裁判などでは不貞行為自体を立証する際、現場の写真などを提出するのは困難な場合が多いですが、不貞行為をおこなっているであろうと推測ができるものであれば証拠としては有力になる場合が多いです。
例えばラブホテルから出てきた姿や浮気相手の家などに通う姿なども証拠としては大変有力になるケースが多いです。ラブホテルというのは性行為を行う場所として世間一般的に認識されています。よく言い訳なのか本心なのかわかりませんが、ラブホテルに入ったがそれは相談を受けていたなどと言い訳をする人がいますが、一般的にそういった内容は通じません。なのでその様な場所に行っている時点で不貞行為とみなされてしまうケースが多いのです。
男性の場合は風俗など性的サービスを受けれる場所へ通っている場合、不貞行為が立証されてしまう可能性があります。ですが働いている側の女性の場合は少し男性とは異なるのです。
妻の風俗でのアルバイトは不貞行為?
不貞行為というのは性的行為、性行為、もしくはそれをおこなっていたであろうと推測できる時に立証されることがわかりました。妻の風俗でのアルバイトも場合によっては不貞行為となる場合があります。風俗といっても、デリヘルなどのマッサージ業務など様々な種類があり、一概にすべてが不貞行為になるとは言えませんが、性行為またはそれに類似した行為が行われた以上は不貞行為としてみなされる可能性が高いといえます。
風俗店でアルバイトしている妻の不貞行為を立証するのに難しい点としてはその風俗店でのアルバイト目的です。例えば生活が苦しくて風俗店でアルバイトをしていることを夫が黙認していた場合などは不貞である違法行為として決めつけることができません。ではどのような時に妻の風俗でのアルバイトが不貞行為となるのかというと、妻の風俗店でのアルバイトによって、家庭自体に害になる、もしくは家庭生活の平穏を乱してしまう場合、配偶者がそれによって精神的苦痛を受けていた場合などは違法行為となる場合が多いです。
自分の知らないところで妻が自分の私利私欲のために風俗でアルバイトを行っており、それにより精神的苦痛を得た場合、夫である配偶者は妻に離婚請求、もしくは慰謝料請求を行うことができます。また妻がアルバイト先で特定の客と懇意になり関係を持ち始めた場合も不貞行為とみなされる可能性があります。
ですから妻の風俗でのアルバイトを立証したいのであれば、妻が風俗で働いている理由、もしくはそうせざる負えなかった理由、そして性行為や性的類似行為が行われていたかどうかなど様々な面から証拠を集めなければいけません。もし生活にも余裕があり、妻が風俗で働く理由がわからない場合は、一度調査をしてみてもいいかもしれません。
こういった風俗で働いている妻の不貞行為を立証するのは難しい場合が多いので、しっかりとした証拠が欲しい場合は探偵事務所などに相談して証拠を集めてみるのも一つの方法です。